避難とシェルター

Evacuation & Shelter

ミサイル攻撃や武力侵攻において、「どこへ逃げるか」は生死を分ける最初の判断です。
公的な避難施設の種別と、爆発・熱線から身を守るための緊急防護姿勢について解説します。

1. 「避難場所」と「避難所」の違い

言葉は似ていますが、役割は明確に異なります。状況に応じて使い分ける必要があります。

緊急避難場所 (Evacuation Site)
「命を守るために逃げ込む場所」です。 災害の種類(洪水、津波、ミサイル)ごとに指定されています。ミサイル攻撃時は「頑丈な建物」や「地下施設」がこれに該当します。
避難所 (Shelter)
「被災後に生活する場所」です。 自宅が倒壊・焼失し、生活できなくなった場合に、一定期間滞在するための学校の体育館や公民館などを指します。

2. 国民保護施設の確認(政府公式)

武力攻撃事態において、どの施設がコンクリート造で頑丈か、地下があるかといった情報は、内閣官房が管理しています。
平時のうちに、自宅や職場周辺の指定施設を必ず確認してください。

▼ 自宅周辺の緊急一時避難施設を探す

内閣官房 国民保護ポータルサイトへ

※外部サイトへ移動します。地図検索で近隣の「緊急一時避難施設」を確認してください。

3. 核爆発・熱線からの身体防護

核兵器や大型爆弾が使用された場合、「閃光(ピカッ)」を確認してから衝撃波(ドン)が到達するまで数秒〜数十秒のタイムラグがあります。
この数秒間の行動が、目、耳、皮膚を守り、生存率を劇的に高めます。

基本姿勢:伏臥(ふくが)

立ったままでは爆風で吹き飛ばされ、内臓破裂のリスクが高まります。 即座に地面に伏せ、腹部を地面につけてください。決して爆発の方向を見ないでください。

部位別の防護アクション

  • 👁 目を守る(失明防止):
    絶対に閃光を直視しないでください。網膜が焼け、永続的な失明に至ります。伏せるときは顔を下に向けて両手で覆い、眼球を物理的に保護します。
  • 👂 耳を守る(鼓膜保護):
    爆風の圧力差で鼓膜が破れるのを防ぎます。親指で耳の穴を塞ぎ、残りの指で目を覆う方法が有効です。(※口を少し開けて圧力を逃がす方法は諸説ありますが、まずは耳を塞ぐことを優先します)
  • ✋ 皮膚を守る(熱線熱傷防止):
    核爆発の熱線は数キロ先でも皮膚を炭化させます。露出している肌を衣服の下に隠してください。白や淡い色の衣服は熱線を反射しやすく、黒い衣服は吸収して火傷を重症化させる傾向があります。

4. 屋内退避時の要塞化

地下シェルターがない場合、自宅やオフィスの中で最も安全な場所を作ります。

  • 窓から離れる: 爆風で割れたガラスは凶器となり、散弾銃のように降り注ぎます。
  • 中心部へ移動: 建物の中心にある、窓のない部屋(トイレや廊下など)へ移動します。
  • カーテンを閉める: ガラスの飛散防止と、火災の侵入を防ぐため、遮光カーテンや防炎カーテンを閉め切ります。

📄⬇ダウンロード用ツール⬇📄

避難経路の策定や、避難施設リストの作成に役立つツールです。

🗺 マイ・ハザードマップ

  • 避難経路・施設記入シート [準備中]

    国民保護ポータルで調べた避難施設とルートを書き込む専用地図シート。

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