要配慮者・高齢者

Seniors & People with Disabilities

移動や情報の取得に時間がかかる方こそ、誰よりも早い決断と避難が必要です。
支援を待つだけでなく、自ら「助かるためのネットワーク」を構築する準備について解説します。

1. 「個別避難計画」の作成(最重要)

自力での避難が困難な方のために、内閣府と各自治体は「誰が支援し、どこの避難所へ逃げるか」を事前に決める「個別避難計画」の作成を進めています。

まだ計画がない方へ

この計画は、行政任せにするのではなく、ご本人やご家族からの働きかけが重要です。
以下の窓口へ「災害時の個別避難計画を作りたい」と相談してください。

  • 担当のケアマネジャー・相談支援専門員
  • お住まいの自治体の福祉課・防災課
  • 地域の民生委員

2. 医療情報と物資の確保

避難所生活では、普段使っている特別な機器や薬が手に入らないリスクがあります。

  • お薬手帳の携帯:
    災害時、お薬手帳があれば医師の処方箋なしで薬を受け取れる特例措置が取られる場合があります。必ず非常用持ち出し袋に入れてください。
  • 予備の薬(最低1週間分):
    物流が回復するまでの間、命をつなぐための予備薬を常に確保(ローリングストック)してください。
  • 電源の確保:
    在宅酸素療法や人工呼吸器を使用している場合、停電は命に関わります。蓄電池の準備に加え、自治体の「優先給電対象者」への登録を確認してください。
  • 補聴器・眼鏡・入れ歯:
    これらがないと情報の入手や食事が困難になり、急激に体力が低下します。予備を準備しましょう。

3. 支援の意思表示とネットワーク

いざという時、近隣住民や救助隊に「どのような配慮が必要か」を瞬時に伝える準備が必要です。

ヘルプマークの活用
外見からは分からない障害や疾患を持つ方が、援助を必要としていることを知らせるマークです。
自治体の窓口で配布されているほか、ご自身で印刷して身につけることも有効です。
近隣との関係作り (Support Network)
アメリカの防災ガイド(Ready.gov)でも、最も重要なのは「信頼できる支援ネットワーク」とされています。
平時のうちに、向こう三軒両隣に「災害時は声をかけてほしい」と伝えておくことが、最強の防災です。

4. 公的機関のガイドライン

▼ 内閣府 防災情報のページ

避難行動要支援者・被災者支援に関する情報

※「避難行動要支援者の避難行動支援」の項目に、個別避難計画の作成手順などが詳しく掲載されています。

📄⬇ダウンロード用ツール⬇📄

医療情報の整理や、周囲への意思表示に役立つツールです。

💊 常備薬・医療機器リスト

  • お薬・医療機器管理シート [準備中]

    服用中の薬の名称や医療機器の型番・連絡先まとめ。

🆘 簡易ヘルプカード

  • 緊急支援依頼カード [準備中]

    具体的な支援内容を記載して財布に入れる簡易ヘルプカード。

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